29May
ゴーヤとにがうりの違いってあるのでしょうか?
苦味をとるおすすめの方法もご紹介します!
ゴーヤとにがうりの違いとは?
グリーンカーテンとしてゴーヤを育てようと考えている人の多くが、育った後にゴーヤを食べようと思いますよね。
しかし、ホームセンターにゴーヤがなくにがうりがあった場合、本当にこれを買ってしまっていいのか悩みますね。
ゴーヤとにがうりは違うものなんでしょうか?
実は、ゴーヤとにがうりは同じものなんです。
ゴーヤの別名が「にがうり」。
その地域によって呼ばれ方が違っていますが、私が住む地域(関西)ではゴーヤと呼んでいます。
※にがうりの種類によって呼び方を変えている地域もあります。
にがうりは種類によって苦味が違う
にがうりには種類によって苦味に違いがあります。
育てる前にどの種類が苦いのか確認しておきましょう。
あばしゴーヤ
沖縄地方のにがうり。
「あばし」という名前はこのゴーヤの見た目がハリセンボン(沖縄ではアバサーと呼ばれる)に似ているところからこの名前に…
緑色をしていて、肉厚で苦味が少ないのが特徴。
長レイシ
緑色できゅうりのように見えるが、表面がゴーヤのようにデコボコしている。
九州地方に多く苦味が強いのが特徴。
太レイシ
形はゴーヤの形に似ているが、白っぽい緑色をしているのが特徴。
こちらは長レイシに比べ苦味はゴーヤと似て少なく食べやすい。
汐風
冬場でもハウス栽培が可能に品種改良された物。
一般家庭ではなく専門農家さんのための品種。
ブツブツが細かく鮮やかな緑色をしている。
大きく育つもので中には30㎝を超えるものも…
純白にがうり
形はゴーヤに似ているが、色が真っ白に近い白色をしている。
早めに収穫するとかなり苦い品種。
苦味が少ないゴーヤを育てたい場合は「あばしゴーヤ」「太レイシ」を選ぶようにしましょう。
ゴーヤの苦味の取り方おすすめ5選!
ゴーヤの苦味は下処理や調理法で取ることが出来ます。
調理法で苦味を取る方法と我が家のゴーヤチャンプルレシピをご紹介しましょう。
白いわたをしっかりとる
苦味の原因の多くがこの白いわたなんです。
縦に二等分してスプーンを使って中の白いわたをくり抜くと下処理がしやすいですよ。
商店街の八百屋さんに母が聞いたゴーヤの苦味をマシにする方法その1です。
塩もみする
薄くスライスした状態で、塩もみしてしばらく置くと少し水が出てくるので軽く絞ります。
苦味が和らぎますよ。
商店街の八百屋さんに母が聞いたゴーヤの苦味をマシにする方法その2です。
鰹節を加える
ゴーヤに和えるとゴーヤの苦味がまろやかに…
商店街の八百屋さんに母が聞いたゴーヤの苦味をマシにする方法その3です。
冷水にさらす
スライスしたゴーヤを水にさらしておくと苦味が水に流れて和らぎます。
あまり長い時間水にさらしておくと豊富に含まれているビタミンCが水に溶け出すなど栄養素まで流れ出てしまうので注意しましょう。
下茹or電子レンジで加熱
下茹でしたりレンジで加熱することによって苦味を抑えられます。
下茹でもあまり長時間すると栄養素が水に流れてしまいます。
スープにするならOKですが、茹で汁を使わないようなら長く茹で過ぎないように注意しましょう。
ゴーヤがいつ収穫されたかによっても苦味が違ってきます。
採れたてで新鮮なゴーヤは数日たったゴーヤより苦味が強いです。
収穫したゴーヤは少し置いてから使うようにしてもいいですね。
苦くない 我が家のゴーヤチャンプルレシピ
母の得意料理で、ゴーヤをあまり食べなかった私がゴーヤ好きになったレシピです。
卵、木綿豆腐、鰹節がゴーヤの苦味を和らげてくれます。
下処理や塩もみなど手間はかかりますが、その分苦味は和らぐのでおすすめです。
ゴーヤが苦手な場合は、ゴーヤを1本にして作ってみて下さいね。
(材料)5人分
・ゴーヤ 3本
・豚バラ肉 300g
・木綿豆腐 1丁
・卵 3個
・鰹節パック 1パック
・塩 適量
・胡椒 適量
・醤油 小さじ1
(作り方)
①ゴーヤの下ごしらえをする。(白いわたをしっかり取りましょう!)
②ゴーヤを2~3㎜幅にスライスする。
③塩もみしてから少し置く。
④ゴーヤから水気が出たら軽く絞る。
⑤豚バラ肉を5㎝幅に切る。
⑥豆腐をお好みの大きさに切る。(手でちぎってもOK)
⑦フライパンに油を引き、豚肉を軽く炒めゴーヤと塩少々を加えて更に炒める。
⑧ゴーヤがしんなりしてきたら更に木綿豆腐を加え炒める。
⑨溶いた卵を加え炒める。
⑩塩胡椒、醤油を加え味を調えてから仕上げに鰹節を加え混ぜ合わせる。
⑪お皿に盛り付ければ完成。
(ポイント)
豚肉をスパムに変えても美味しいですよ。
おわりに
九州地方では、長レイシのことをにがうりではなく「ニガゴリ」と呼ぶところもあるようです。
今は売られていないですが、きゅうりのような形で真っ白な色をしている「幻のにがうり」白長レイシというものもあります。
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コメント
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コメント (1)
昔、台湾で食べた苦瓜は種が赤かったです。味はゴーヤと同じでしたが。
やはり同じものなんでしょうか。