11Nov
タンが絡まないような乾いた咳が2週間以上続いているなら、もしかしたらあの怖い病気かも…
タレントのJOYさんを襲ったその病名とは?
乾いた咳が止まらない!10ヶ月も続いたJOYさんの場合
JOYさんは、ある年の5月頃から小さな咳が出るようになりました。
ですが、仕事が忙しく病院に行けませんでした。
咳は3週間経っても止まらず、内科の病院を受診。
そのときは風邪と診断されて薬を出されました。
普通ならこの後薬を飲んでしばらくして完治!
と、なりそうなものですが、そうならなかったのです。
3ヶ月経っても咳は止まりません。
止まるどころか、最初は小さく軽い咳だったのに、重い咳になっていきました。
咳の頻度も増え、夜中に寝ているときに激しい咳で目が覚める、眠れない。
また、咳をすると血が混じることも起きるようになりました。
さすがに、これはおかしいと別の病院へ行くが、またしても風邪と。
咳が出始めて10ヶ月。
悪寒というか寒気がものすごく、歩くのも困難に!
救急病院へ向かい、そこでやっと本当の病名がわかったのです。
JOYさんを10ヶ月にも渡り苦しめた病気、それは『肺結核』でした。
肺結核とはどんな病気?症状、治療方法は?
肺結核は、結核菌が肺に侵入し、増えて炎症を引き起こす病気です。
結核というと、「過去の病気」や高齢者のかかるイメージがありますよね。
しかし、現在日本人の6人に1人が結核菌に感染しているのだそうです!
そんなに多いの?とビックリしますが、感染しても発症しなければ症状は出ません。
ストレス、不規則な生活、老化など免疫力が低下したときに発症します。
肺結核の治療は、軽いものなら飲み薬による治療ができます。
重症の場合や全身の状態が悪い時、周囲へ感染のおそれがある場合など、入院が必要なこともあります。
入院によって結核菌の活動を止められれば、通院治療に移行できます。
結核菌の感染は、咳をすることによって空気中にばらまかれ、それを吸い込むことによる空気感染、飛沫核感染によって感染します。
しかし、前述した通り、感染しても免疫力などが高く、すぐに発症しない場合もあります。
肺結核と風邪の見分け方は?
肺結核の初期症状は、咳・タン、だけでなく発熱など風邪によく似た症状が表れます。
見分け方のポイントとしては
・咳が2週間以上続く
・咳が重くなったり、良くなったりを繰り返す
・微熱が続く
・倦怠感がある
・咳に血が混じる
・悪寒がする
・夜中に咳で目が覚める
などがあります。
咳が重くなったり、軽くなったりするなどは風邪に見られない症状ですね。
JOYさんの例でもなかなか結核とわからなかったように、一度風邪と診断されてしばらく経っても症状が改善しない場合は、他の病院に行ってみましょう。
早期発見ができれば、治るのも早く、周りへの感染リスクも低くなります。
まとめ
この平成の時代に若い男性が結核だなんて!と、はじめは信じられませんでしたが、高校で集団感染することもあるくらい実は身近な病気です。
ストレスや不規則な生活で発病につながるなら誰でも可能性はありますよね。
長引く咳を風邪だと思って放置して重症化してしまわないよう、長期間続くようなら病院できちんと検査してもらいましょう。
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