30Aug
「ナスが大量にあるけれど、冷蔵庫に入らない!
どうやって保存しよう?」
…夏が旬のナス、たくさんいただくこともありますよね。
問題となるのは、その保存方法。
今回は、
・ナスは常温で保存できる?
・切った状態ではどのくらい持つの?
・冷凍する場合、下処理は必要?
という、ナスの保存に関する疑問についてお伝えします。
ナスの保存 常温はどう?
私の実家では、野菜を作っており、夏はナスも大量に採れました。
数日なら涼しい場所に常温で置いていましたが、一般的にはどうなのでしょうか?
ナスの保存に適した温度
ナスの原産地はインドのため、暑さや湿度には強いんですが、寒さや乾燥には弱い野菜です。
ナスの保存にちょうどいい温度は8~12℃。
冷蔵庫では、野菜室がよいですね。
温度が低すぎると、「低温障害」を起こして身がシワシワに縮んだり、皮や身が茶色になったりしてしまいます。
そのため、野菜室より温度の低い冷蔵室に入れるのは避けましょう。
涼しい季節なら、常温保存でも大丈夫です。
直射日光が当たらず、風通しのいい場所がお勧めですね。
しかし、気温の高い季節は、常温保存では温度が高すぎる場合もありますよね。
常温保存は温度の管理が難しいので、個人的には、一年中冷蔵庫の野菜室に保存するのがお勧めです。
なすの基本的な保存方法
ナスは乾燥に弱い野菜です。
保存する場合はラップや新聞紙、キッチンペーパーに包むといったひと手間を加えると、美味しく食べられる期間が長くなります。
買ってきたら、できるだけ空気に触れないように、一本ずつラップなどに包んで保存袋に入れてから保存しましょう。
このとき、表面に水分がついている場合はふき取ってください。
我が家の保存方法
ラップに新聞紙に包むなど、ひと手間加えると長持ちしますが、私はそこまで丁寧に処理して保存したことはありません^^;
ちょっと保存期間が長くなってシワができたなと思ったら、お味噌汁やカレーなどの煮込み料理に使うようにしています。
たくさんナスをもらった時や、いつもより長く保存したいという時には、是非この方法を試してみてくださいね。
なすの保存 切った状態でもできる?
調理時間を短縮するため、野菜をカットした状態で冷蔵庫に保存することがあります。
ナスもこれができたら便利ですよね。
ナスを料理するとき、カットするとすぐに断面が茶色くなって変色してしまいますよね。
これはナスの「あく」によるもので、切ったまま放っておくと茶色くなって見た目が悪くなるだけでなく、渋みも出てくるんです。
そのため、なすを切った状態で保存するのはお勧めできません。
しかし、野菜を切った状態で保存しておくと、すぐに調理ができるので便利ですよね。
どうしても切った状態で保存したいという場合は、アク抜きをしてから保存しましょう。
カットしたナスの保存方法
ナスをアク抜きし、冷蔵庫で保存する場合の手順はこちらです!
1.ナスを適当な大きさ(作る料理に適した大きさ)に切る
2.切ったナスを水に10分程度さらす
3.ナスの水分をよくふきとった後、ジップロックなどの密閉できる保存袋に入れる
先にアク抜きをしておくことで、料理に使うときにアク抜きの時間が短縮できますね。
ナスを切った後は鮮度が落ちやすいので、1~2日で使い切るのがお勧めです。
なすの冷凍保存は生のままでもOK?
なすを冷蔵庫で保存する場合、1週間以上の長期保存には向きません。
もっと長期間保存したい場合は、冷凍するのがお勧めです。
次は、冷凍保存方法と、保存するときのコツをお伝えします。
ナスを冷凍保存する方法
ナスを冷凍保存するときは、【生のまま冷凍】と【加熱後に冷凍】の2通りのやり方があります。
生のまま冷凍する
ナスは生のままでも冷凍することができます。
使いやすい大きさにカットして、アク抜きをしてからジップロックなどの密閉できる保存袋に入れて冷凍しましょう。
アク抜きをした後は水分をふき取り、できるだけ空気を抜くようにすると美味しく保存できます。
切らずに冷凍保存する方法もあるようですが、解凍してから切るのは手間がかかりますし、切ってから冷凍するのをお勧めします。
加熱した後で冷凍する
焼きナスにしたり、ナスを炒めるなど加熱した後で冷凍する方法もあります。
加熱してあると、解凍後すぐに食べられるのが便利ですよね。
おかずの状態にして冷凍
ちなみに、「みそ炒め」や「炒め煮」にして冷凍保存するのもいいですよ。
忙しいときにすぐに食べられるので、おかずがあと一品あるといいなという時などに役立ちます。
まとめ
ナスは長期保存には向かない野菜です。
常温だと2~3日程度の保存しかできません。
ラップなどに包んで野菜室に保存しても、1週間以上保存しておくのは難しいでしょう。
どうしても長期保存したいという人は、新鮮なうちに冷凍保存するのがお勧めです。
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