4Aug
鍋に欠かすことのできないしらたきと糸こんにゃく。見た目はほぼ同じもののように見えますが、違いはあるのでしょうか。
また、マロニーやくずきりについてもお伝えします。
しらたきと糸こんにゃくは同じもの?
しらたきも糸こんにゃくも、江戸時代に誕生したものです。
江戸時代の作り方には違いがあった
江戸時代のしらたきは、こんにゃく粉を水で溶いて、糊状になったこんにゃくを細い穴に通して作られていました。この製法は、主に関東で使われていました。同じ時代、普通のこんにゃくを細く切って糸状にしたものを糸こんにゃくと呼んでおり、主に関西で使われていた製造方法です。
糸状になって出てくるところが白い滝のように見えるところから「しらたき」と呼ばれるようになったとも言われています。
現代では違いはない
現代のでは、しらたきも糸こんにゃくも同じこんにゃく粉を使って同じように作られていることが多く、製法の違いも曖昧でほぼ同じものだとされています。
しらたきと糸こんにゃくの違いは?
現在ではしらたきと糸こんにゃくの製法は同じで、両者をはっきり区別する違いはなく、呼び名が違うだけで同じものです。
地域によって呼び名に違いがあり、主に関東では「しらたき」、関西では「糸こんにゃく」と呼ばれるのが一般的です。
糸こんにゃくには海藻の成分が含まれており、若干黒い点のようなものがまだらに見えるものもあり、使われている材料に多少の違いがあるものもあるようです。
マロニーやくずきりは何?
よく似たものにマロニーやくずきりもありますよね?
この2つについてもお伝えします。
マロニー
マロニーは、「マロニー株式会社」が販売している製品で、「じゃがいもでんぷん」を主原料に「コーンスターチ」を配合したものから作られた新しいはるさめです。商品名がそのまま会社名になっているんですね。
くずきり
くずきりは、「じゃがいもでんぷん」と「くず粉」から作られています。くず粉を原料としているので「くずきり」と呼ばれているんです。
まとめ
見た目がほぼ同じの「しらたき」と「糸こんにゃく」、ほぼ違いはないようですね。住んでいる地域によって呼び名が違うというのは、調べてみて初めて知りました。確かに私が住んでいる関西では、「糸こんにゃく」ばかりが売られています。ちょっと意識してコンニャク売り場を見てみるのも面白いですね。
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