18Jan
ノロウイルスは、一年中気を付けたい感染症の一つですよね。もしもノロウイルスに感染してしまったら、症状によっては入院することになってしまう人もいます。
今回は、ノロウイルスで入院した時の私の体験談をお伝えします。
ノロウイルスで入院した私の体験談
滞在時間30分、トイレを借りただけで感染!?
私がノロウイルスに感染したのは、2006年の年明けです。年末年始を実家で過ごそうと実家に帰っていた時、ちょうど従妹が二人目の子供を出産したので赤ちゃんを見に行こうということになりました。私と妹と母の三人で従妹の家に行き、話していた時に上の子の姿が見えないのでどうしたのか聞いてみると、「ちょっと体調悪いみたいで、おばあちゃんの部屋にいるの。風邪気味なのかな、さっき少し戻したんだよね」というのです。私達も風邪かなと思って、特に気にしませんでした。
赤ちゃんの顔を見て帰る前に、私と妹はトイレを借りました。滞在時間は30分程度で、それほど長くはなかったと思います。
数時間後、吐き気・胃痛・下痢…痺れまで
次の日私は自宅に戻って、何事もなく過ごしていました。主人と夕飯を食べている途中から何だか胃がムカムカしてきて、食べるのを途中で止めたんです。お肉がいつもより脂っこかったのかなと思って横になっていましたが、全然ムカムカする感じが治まらず、胃も痛くなってきました。
夜遅い時間になってくるとどんどん気持ち悪くなってきて、トイレにずっとこもりっぱなし。何度も下痢しておかしいと思っていたところ、だんだん体が痺れてきて声を出すことも出来なくなってしまったんです。ようやく様子がおかしいことに主人が気付いてくれて、時間外で見てくれる病院に運んでもらいました。
病院での診察と治療。針が入らないほど
病院で診察を待っている間も起き上がっていることはできず、下痢も止まりません。吐き気もずっと続いてフラフラでした。
診察はベットの上でしてもらい、そのまま点滴をすることになったんですが、点滴の針が入らないんです。やっと針が入っても点滴が入っていきませんでした。脱水症状が進んでいて、なかなか血管に水分が入らなかったようです。少しずつ点滴を落として、長い時間病院にいたような気がします。
便を検査したわけではありませんでしたが、前の日の話をすると「感染性胃腸炎」でしょうと先生に言われ、翌日も症状が落ち着かなかったら診察に来るように言われて帰りました。自宅に入ってからも吐き気が続いていて、寝ることはできませんでした。
次の日、そのまま入院することに
次の日もなかなか症状が落ち着かず、病院に診察に行くことにしました。そしてそのまま入院することになりました。先生によると、脱水症状がかなり進んでいるので入院して点滴をしたほうがいいでしょうとのことでした。まさか入院することになるとは思わなかったので驚きましたが、体がかなり辛かったので少しでも早く楽になりたいという気持ちは強かったです。
入院中も続く下痢…
入院後も下痢は続き、食欲がなくなかなか食べることはできませんでした。食べないといけないと思っていましたが、食欲がない間はしばらく胃を休めたほうがいいそうです。水分がとれていれば心配ないと言われました。
入院期間は4日間でした。退院するまで便はやわらかいままで、治ったと思えたのは退院後数日経ってからですね。
入院することになった時、実家に電話したんですが、なんと妹も私と同じ症状が、同じくらいの時間から出ていたそうです。妹も病院に行きましたが、入院まではいかなかったけど、相当辛い吐き気と下痢の症状があって大変だったということでした。
おわりに
私が感染した当時は、まだあまりノロウイルスについての情報がなかったために軽く考えていました。しかし、かなり感染力が強くて脱水症状には注意が必要だということは、身をもって体験することになりました。
感染を防ぐには、手洗いとうがい以外の特効薬はありません。流行時期だけでなく、一年中うがいと手洗いをしっかりとして、感染対策をしてくださいね。
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