29Nov
節分の日にスーパーにいくと、豆や恵方巻きとともに大量のいわしを目にします。
そういえば、実家でも節分の日にはイワシを食べていたし、近所では玄関先にイワシを飾っているのを見たこともあります。
節分にいわしを食べたり、飾ったりするとは何故なのでしょうか?
また鰯を飾った場合は何時から何時まで飾ればよいのでしょうか?
節分にいわしを飾る意味や由来は?
節分の時に柊鰯と言って柊の枝に鰯の頭を挿して飾る風集があります。
この節分の日にいわしを飾る由来は諸説ありますが、鰯を焼いた時の猛烈な臭いを鬼が嫌がって家に近づけさせないと言われています。
また刺のある柊の葉っぱは、鬼の目を刺してくれるのだそうです。
家の玄関に柊と鰯の頭を吊るすことで、鬼に近寄るなよとアピールするわけですね。
そこで気になるのが、他の魚じゃダメなのかということです。
臭い煙が出ればいいのなら、サンマやサバだっていいような気がしますよね。
実は鰯であるのには理由があります。
イワシは魚へんに「弱」と書き、冬を代表する魚です。
節分は冬の最後の日、翌日からは立春となるので冬を代表する「弱い」魚を食べることで冬を追い出し、春を迎えようという意味があるのです。
柊鰯はいつからいつまで飾る?
では実際に飾ろうと思った場合、何時から何時まで飾れば良いのでしょうか?
調べてみると、正月が一段落する小正月(1月15日)から飾られる地域が多いようです。
そしていつまで飾るか?についてですが、これは地域によってかなりばらつきがあります。
・大安の日に取る
・特に決まっていない
地域によっては、猫に取られるまでというところもあるそうです。
お住まいの地域のご年配の方に聞いてみるようにしましょう。
柊鰯の片付け方や処分方法は?
柊鰯を飾った後はどのようにかたづければよいのでしょうか?
母の実家では土に埋めていたようですが、神社のお焚き上げに持っていく地域もあるようです。
こちらは神社によって対応が違うと思いますので、事前にご確認ください。
また灰になるまで焼いて玄関先に盛る地域もあります。
でもなかなかそこまで手間がかけられないという方は、塩で清めて白い紙に包み燃えるゴミとして出しましょう。
まとめ
最近では柊鰯を玄関先にかなっているお宅はほとんどないですね。
個人的にはなんの縁もないクリスマスのリースを飾るよりは、柊鰯を飾る方が日本人らしくて良いと思います。
来年はうちでも飾ってみようかしら。
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