31Oct
若い人の中には、鏡餅を飾らないという方も多いかもしれません。
ですが、せっかく現代まで残っている風習です。
鏡餅の役割や飾る場所、飾る日のタイミングについてまとめました。
そもそも鏡餅はなぜ飾るの?
神様に最初にお供えしたもの、それがお餅だったと言われています。
餅は神様に捧げるもの、そして縁起のよい神聖な食べ物になったんですね。
元旦にはお正月の神様である年神様が、1年の幸福をもたらすためにやって来てくれるのだそうです。
そして、お迎えした神様がいらっしゃる居場所(依り代)が鏡餅なんですよね。
鏡餅を飾る場所は?玄関?リビング?
実家にいるときは神棚に小さいの、床の間に大きいのを飾っていたのですが、現在はマンション住まい。床の間も仏壇もありません。
こういった場合、鏡餅をどこに飾ればよいのでしょうか?
鏡餅は神様に来ていただきたい大切な場所に飾るとよいとされています。
人の集まるリビングや、台所、仕事場、玄関など、暮らしの中で重要なところにお供えしましょう!
複数お供えしてもOK!
ただし、神様の居場所ですから、テレビの上などの騒がしい場所や、見下ろすような低い場所はNG。
ほどよい高さがあり、居心地が良さそうなところに飾るとよいのですね。
鏡餅はいつから飾る?飾っちゃいけない日があるの?
年末年始ならいつからでもよい!
というわけではなく、鏡餅を飾るタイミングがあります。
最もよいのは12月28日です。
12月29日は「二重苦」や「苦餅」、12月31日は、葬儀を連想させる一夜飾りに通じるので縁起が悪いです。
そのため、ベストなのが28日。間に合わない場合は30日には飾るようにしましょう。
お正月を迎えたらすぐ食べていいのか?
といえば、そうではないようです。
年神様は、松の内(1月7日)までいらっしゃるので、神様が帰られてから鏡開きをしなければいけません。
鏡開きをする日は1月11日になります。
関西地方では、松の内が1月15日、鏡開きを15日や20日行う地域もあるそうです。
まとめ
子どものころは何となくやっていた鏡餅ですが、理由を知ればありがたみが全然違いますね!
一年間無事に過ごせたことに対する感謝と来年の幸福を祈り、鏡餅を飾ってみてはいかがでしょうか?
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