30Dec
スーパーなどで購入したお肉は、調理の際に洗いますか?洗いませんか?
洗ったことがないという人もいれば、塊肉のときだけ洗うという人もいるかもしれませんね。
また、スーパーなどでお肉を買って冷蔵庫に入れておくと、薄ピンク色の液体が出ていることがあります。
いわゆるドリップと呼ばれるものですが、そのドリップを流すために洗う方もいるでしょう。
一般的には、肉を洗う人と洗わない人どちらが多いのでしょうか?
それぞれの意見をまとめました。
また、食中毒予防の観点からどちらがよいかお伝えします。
肉は洗う 洗わない?
お肉のドリップが気になる時、洗う人と洗わない人がいますよね。
まず、お肉を洗うという人の意見を見てみましょう。
肉を洗う人の意見
・ドリップが出ているお肉は血が付いていることもあるので、洗い流した方がいいと思って洗っている
・切り身にする過程で誰が触っているのかわからないので、洗っている。
・海外では洗うと聞いたことがあるから、自分も洗っている。
肉は洗わない人の意見
・水で洗うと、お肉が水っぽくなってしまうので洗わない
・水で洗い流すことで、お肉の旨味も洗い流すことになると思うから洗わない
・お肉には菌がついていることがあるので、水で洗うことで菌が飛び散って衛生的によくないと思うから。
洗う人、洗わない人、それぞれ色々な意見がありますが、私は洗ったことはありません。
私の周りの人に聞いてみても、お肉を洗うという人はいませんでした。
洗う人の意見の中に、ドリップや血が気になるという意見がありましたが、確かにそのまま調理するのは気になりますね。
食中毒予防にはどっちがいいの?
お肉を洗うという人と洗わないという人、それぞれの意見がわかりました。
では、食中毒予防の観点からはどちらの方がいいのでしょうか。
お肉には食中毒の原因となる菌が潜んでいることがあります。
特に鶏肉は、「カンピロバクター」という菌に汚染されている確率がかなり高い、という報告が厚生労働省のHPに掲載されています。
さらに、内閣府の食品安全委員会のHPには、次のような注意書きがあります。
英国では、鶏肉を洗うことによって、カンピロバクターの汚染が広がるため、Don’t wash raw chicken 洗わないで」と注意喚起している。
なぜ鶏肉を洗うことでカンピロバクターの汚染が広がってしまうのでしょうか?
それは、肉を洗うことによってキッチンのシンクなど周りに飛び散ることで、調理器具やお皿などについてしまい、二次感染する危険があるからです。
そのため、食中毒を予防するためには、お肉を洗わない方がよいでしょう。
鶏肉にドリップやぬめりがある場合はどうする?
とはいっても、お肉からドリップが出ていたり、ぬめりがあると気になりますよね。
ドリップが出ているのにそのまま調理すると臭みの原因になりますし、味もよくありません。
ドリップが出ている場合は、キッチンペーパーなどでしっかりと拭き取りましょう。
そして、拭き取った後のキッチンペーパーはそのままゴミ箱に入れるのではなく、ナイロン袋に入れて密閉してから捨てましょう。
ドリップには食中毒の原因菌がいますので、二次感染を防ぐためにも気を付けて処分してくださいね。
まとめ
お肉からドリップが出ていると、そのまま料理に使うのはちょっと気になります。
味の馴染みをよくするためにも、ドリップはキッチンペーパーなどで拭き取ってから調理しましょう。
お店で売られている時からドリップが出ていることもありますので、その場合は冷蔵庫に入れる前に拭き取るといいですね。
ドリップは臭みの原因にもなりますので、しっかり拭き取ってくださいね。
そして、お肉には食中毒の原因となる菌が付いていますので、水で洗い流すのはやめましょう。
水で洗い流すことで、周りに菌が飛び散るなどの二次感染の危険があります。
きちんと手順を守ることで、安全にお肉を調理するようにしましょう。
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