6Mar
加熱しても開かないあさりは死んでいるから食べちゃダメ!と聞いたことはありませんか?
実際はどうなのか?あさりが加熱で開くメカニズムと死んだあさりの正しい見分け方についてお伝えします。
あさりを加熱しても口が開かないのは死んでいるから?
実は死んでいるあさりでも加熱すると開く場合があります。
そのため、加熱時に貝が開くか開かないかで生きているか死んでいるかを判断するのは間違いなのです。
死んだあさりも開くのはなぜ?
加熱するとあさりがパカッと開くのは、貝柱と貝殻の接着部分が熱されて剥がれるため。
貝殻同士を繋げている部分がバネのような構造になっていて、普段は貝柱で固く開閉を調節しているんですね。
つまり死んでいても熱で接着部分が剥がれてしまえばパカッと開いてしまいます。
貝が開かないときってどんなとき?
貝が開かない原因の一つは、貝殻と貝殻のつなぎ目部分が壊れていること。
また、貝の合わせ部分が上手く合わさっていないことも原因にあります。
こういった開かない貝は死んでいて中身が傷んでいる可能性があるので食べない方がよいですね。
死んでいるあさりでも加熱すると開く場合があります。
あさりの生死の正しい見分け方
では、加熱による開閉以外で、あさりの生死はどのようにして判断したらよいのでしょうか?
正しい見分け方はこちらです。
強くこすり合わせる
貝の表面を洗う時に、水の中であさり同士を強くもみ洗いしてみましょう。
生きたあさりはしっかり口を閉じていますが、死んだあさりは口が半開きに…
死んでしまって貝柱が貝を閉じる力がなくなっているんですね。
少し口の開いたあさりが死んだあさりです。
あさり同士をガンガンぶつけてしまうと、貝殻が割れてしまいます。
こすり合わせるときは強くぶつけないよう丁寧に行いましょう。
半開きの状態を確認する
あさりを火にかけて、水温が50℃くらいになると貝が少し開いてきます。
生きたあさりはパカッと完全に開くのではなく少し口が開く程度です。
それに対し、死んだあさりは開かず火が完全に通ると勢いよくパカッと開きます。
死んだあさりは、少し開く段階がなく一気に開くんですね。
あさりの状態を確認するために、火加減は弱火で少しずつ火を通していくのが見分けるポイントです。
まとめ
私も祖母から「あさりは火を通して開かなかったら死んでる」と聞いていたので開いたものは食べていました。
今までそういったものを食べてきて一度も害はありませんでしたが、心配な場合はご紹介した見分け方で見分けてみてはいかがでしょうか。
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