29Nov
家族がインフルエンザになってしまった時、他の家族にうつらないようにするためには加湿することが大切です。しかし、加湿器がない部屋や、家に加湿器は置いていないという人はどうすればいいのでしょうか。今回は、インフルエンザと温度、湿度の関係についてお伝えします。
インフルエンザの予防には湿度と温度が大事!
インフルエンザウイルスの感染には、湿度や温度と深い関係があります。
ウイルスと湿度、温度との関係を調べた次のような実験結果があります。
・温度21~24度の場合の6時間後のウイルス生存率
湿度20%に保った時 → 60%
湿度50%に保った時 → 3~5%
・温度7~8度の場合の6時間後のウイルス生存率
湿度22~25%に保った時 → 63%
湿度50%以上に保った時 → 35~42%
・温度32度の場合の6時間後のウイルス生存率
湿度50%の時 → 0%
上記の実験結果から、温度が高く、湿度が高い環境ではインフルエンザウイルスの生存率が下がるということがわかりますね。湿度は気にしているけれど、部屋の温度は気にしていましたか?
インフルエンザの予防には、室温20度以上、湿度は50~60%が理想だとされています。湿度だけにとらわれず、温度と湿度の両方が理想的に保たれるように気をつけましょう。
加湿器以外で簡単に加湿する方法6つ!
コップなどに水を入れて置く
水を入れたコップを置くだけでも効果があります。お湯だと、水よりさらに効果的ですね。
濡らしたタオルを干す(洗濯物を干す)
濡れた洗濯物の水分が蒸発して、湿度を高めてくれます。部屋干しをするときには生乾きの匂いが気になることもありますので、部屋干し用の洗剤や柔軟剤を使ったほうがいいですよ。
私を含め、周りの友達たちも洗濯物を部屋干ししている人が多いです。冬は天気が悪くて、洗濯物を外に一日中干していても乾かないということがよくありますよね。部屋干しなら天気の心配はないし、加湿の効果もあるのでお勧めです。
霧吹きでスプレーする
水はもちろん、除菌スプレーや消臭ミストを部屋にまくと、加湿の効果があります。自分の好みの香りのスプレーを探してみると、いい香りで癒される空間を作ることができますよ。
観葉植物を置く
植物は吸収した水分を葉から蒸発させるため、天然の加湿器になりますよ。葉が大きければ大きいほど蒸発する水分量が増えるので、葉が大きめのものを選ぶことをお勧めします。
お湯を沸かす
お鍋でもやかんでもいいので、お湯を沸かします。その後フタを開けて放置すると、上記で加湿できます。
浴室のドアを開けておく
お風呂上りに浴室のドアを開けておくだけで、蒸気が外に流れ出て加湿効果があります。ただし、リビングと浴室が離れているとあまり効果がありませんので、近い人は試してみてください。
まとめ
乾燥させすぎないためには、暖房器具の使い方にも工夫が必要です。エアコンは最も乾燥しやすいので、使うときには注意しましょう。加湿器がなくても手軽に加湿方法はいくつもありますので、温度と湿度両方に注意しながら、上手に部屋を加湿していきたいですね。
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