8Sep
「生理中は神社の鳥居をくぐったらいけない!」と、聞いたことはありませんか?生理中は鳥居だけではなく、参拝することもよくないという方もいますよね。
昔からこう言われるのはなぜなのでしょうか?
今回は、生理中の神社やお寺の参拝についてお伝えします。
神社では生理中に鳥居をくぐらない方がいい?
パワーや御利益を求めて多くの人が神社を参拝しますが、中には生理中の人もいますね。
月のものなので仕方ありませんが、生理中の神社への参拝にはいろいろな言い伝えがあります。
・神社の参拝は控えた方が良い
・鳥居をくぐってはいけない
・鳥居はくぐらず横を通る
・塩を和紙に包んで懐に入れたら参拝できる
・榊の葉を1枚懐に入れて参拝する
中でも鳥居をくぐってはいけないという噂が多く広まっているようですね。地域によって懐に塩や榊の葉を忍ばせておくと鳥居をくぐってお参りが出来るという言い伝えも…。
生理中は普通に参拝出来ないなんて…。女性にとって辛い言い伝えですね。
神社の参拝マナー 生理中はどうする?
では、生理中の時は参拝を控えた方がいいんでしょうか?そもそもなぜそのように言われるようになったのでしょうか?
生理中に神社の参拝がNGなのはどうして?
生理中の女性が神社の参拝が出来ないその大きな理由は、生理中の女性は穢れとして見られ、神聖な場所に近づいてはいけないと伝えられてきたから。女性にとって大切な生理を穢れと扱われていたなんて悲しいですね。
巫女さんは生理中どうしてる?
巫女さんは「生理中だから…」と鳥居をくぐれず休むなんてことがあっては大変ですね。神社によって異なりますが、一般的に巫女さんが生理の場合はお仕事が制限されます。本殿でのお祓いや神事など神様に近い神聖な場所での業務はせずに他の業務をすることも。
これは、穢れとしてではなく、体調が弱っている万全な状態でない姿で神事に携わるのは神様に対して失礼という考えから。また、生理中のデリケートな時に安静にしてもらうための配慮でもあるんです。神社によって人手不足の場合は生理中に関係なく神事に携わる場合があります。
現代でも参拝は控えるべき?
京都の神社を例に上げると、毎年多くの観光客や学生が毎日入れ代わり立ち代わり神社やお寺を訪れています。かなり多くの人が神社を参拝していますが、みんな生理中じゃないなんてこと絶対にありえないですよね。
昔は穢れとして見られた生理ですが、現代は生命の誕生に欠かせない大切なものとして捉えられています。「生理中は参拝を控えるべき」という考え方はもう古いと思います。私も気にせず参拝しています。
ただ、生理で体調が悪いときは無理せず、体を休めることを優先させてくださいね。
お寺の参拝は生理中でもOK?
神社は穢れを嫌うところがありますが、お寺はどうなんでしょうか?
一般的にお寺は、生理中に参拝してはいけないという言い伝えはありません。しかし、その土地によって神社のように「生理中は行ってはいけない」と言われている地域もあります。
仏教が広まるようになり、各地で神社やお寺が次々と出来ました。出来た神社やお寺は基本的な教えは統一されていますが、その土地の風習や習慣によって考え方に違いがあり言い伝えにも違いが出ています。そのため、お寺でも生理中はダメと言われることがあります。
しかし、この言い伝えは神社やお寺側が言っていることではなく、参拝する側の人間が言っていることが多いです。神社やお寺の規制でなければ、参拝して問題ありません。
まとめ
神社に行くと、鳥居を横から通っている人も多いのは生理中の方かもしれませんね。
ちなみに鳥居をくぐるという行為は身を清める大切な行為になります。鳥居をくぐることで身を清め、さらに水舎で手と口を清めることで身も心も全て清め神前に立つことが出来ます。
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せっかく参拝するなら神様に失礼のない格好で行きたいですね。
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