10Aug
先日、知人から「最近の七五三はスタジオ撮影だけする人もいるって本当?」と、聞かれ、ビックリ!
七五三といえば、神社にお参りして、ご祈祷してもらうのが当たり前だと思っていたのですが、最近ではそうでないのでしょうか…。
改めて、七五三の意味や、お参りの必要性についてまとめました。
七五三のお参りは必要?
本来、七五三のお参りは氏神様、つまり家の近くの神社に行くものとされています。
しかし、現在では神社が近くになかったり、神職の方が常にいない神社もありますよね。
実際、私の家の近くの神社の神主さんはいくつかの神社の神主を兼任しており、行事の時や祈祷の予約がある時のみ神社に来られます。
そのため、名前の知られた大きな神社を選んでお参りに行く人もいます。
一方、七五三だけど、どこの神社にもお参りに行かない方もいます。
七五三のお参りに行く人、行かない人それぞれの意見をまとめてみました。
お参りに行かない人の意見
私の周りではあまり聞きませんが、上記のような理由でお参りに行かない人もいるようです。
七五三のお参りは必要だという人の意見
私の近所の人は、自分が結婚式をした神社で子供の七五三もお参りしたいと思ったそうです。
思い出の場所で自分の子供のことも神様にお願いしたいからと言っていました。
また、別の友達は旦那様が外国の人で、日本の風習にとても興味があるので、たびたび神社でお祓いをしてもらっているそうです。
七五三はもちろん、神社へお参りに行ったと言っていました。
我が家の場合
我が家の場合、神社へお参りに行って、お祓いもしてもらいました。
子どもにとってお正月に神社にお参りに行くことはあっても、中に入って祈祷をしていただくのは初めてだったので、周りを見て少しドキドキしていたようです。
祈祷の間もずっと静かに座っていられました。
親にとっても本人にとっても、神様にお祈りするといういい機会だったと思います。
七五三のお参りの意味
そもそも、七五三とはどんな意味があるのでしょうか?
簡単に復習しておきましょう。
七五三は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にそれぞれの意味を持ち、子供の成長に応じたお祝いの儀式が行われていました。
5歳:男子は初めて袴を着る「袴着(はかまぎ)」
7歳:付紐(つけひも)をやめて大人と同じように縫帯(ぬいおび)を着用する「帯解(おびとき)」
七五三の起源は室町時代といわれており、江戸時代の武家社会を中心に関東から全国へ広まったとされています。
乳幼児の死亡率が高かった当時は七歳までは神の子とされ、七歳になって初めて社会の一員として認められたそうです。
無事に成長したことへの感謝とこれからの健康と成長を願う意味で七五三のお祝いを行っていたようです。
そのような背景から、現在では健やかな成長を氏神さまにお祈りするという意味で、11月15日に氏神さまにお参りする「七五三まいり」として広く行われるようになりました。
七五三のお参りで祈祷なしで参拝だけはあり?
神社でお祓いを受け、祝詞(のりと)をあげてもらうのが一般的ですが、最近ではお祓いをせず、神社へ参拝するだけという人もいるようです。
七五三は子供のための行事ですので、お祝いをするという気持ちがなにより大切です。
その気持ちがあれば、必ずしも一般的な七五三のお祝いでなくても、それぞれの家庭や親の考え方に沿ったお祝いの仕方でいいと思います。
ただ、私はやはりきちんとお祓いを受けて祈祷をしてもらうということは大切にしたいと思います。
七五三は、私たち両親が子供のことを大切に思っているということを子供に伝える、大切なお祝いでもありますので。
七五三の初穂料の相場
お祓いをしていただくときに納める「初穂料」は、神社によってかなり差があります。
全国的には3,000~10,000円前後が相場のようです。
金額の決まりがない神社もありますが、団体でお祓いを受ける場合は3,000円、個人で祈祷をお願いする場合は10,000円前後のところが多いですね。
私の住んでいる地域の神社ではどうなのかも調べてみました。
・A神社(予約は不要)
私の家の近くのある有名な神社です。祈祷料は7,000円です。個人ではなく、厄除開運・家内安全・お宮参りなどの他の祈祷の人たちも一緒にお祓いを受けるという方法でした。
・B神社(予約は不要)
この神社も有名な神社で、祈祷料は6,000円です。兄弟姉妹2人の場合は10,000円の祈祷料、特別祈祷料10,000円というのもあり、御守りに子供の名前を刺繍してもらえるそうです。
・C神社(予約が必要)
私が七五三のお参りをした実家の氏神様の神社です。この神社では、七五三の時期になると祈祷の予約を受け付けています。この日は七五三のお参りの人だけが団体で祈祷を受けますが、一人ずつ名前を呼んでもらって玉串拝礼もします。団体なので3,000円でよかったですし、お土産もいただけて、後日集合写真もいただけました。
どこの神社でも、子供のために神様にお参りするという気持ちが大切だと思います。
氏神様にお参りする人、名前の知られた大きな神社にお参りする人、実家に帰ってお参りする人、行ってみたかった神社でお参りする人、七五三パックがある神社を選ぶ人、選び方は色々ですね。
まとめ
七五三のお祝いは、無事に成長したことを祝う大切な行事です。
最近では、ご祈祷なしで参拝のみで済ますという方もいますが、個人的にはご祈祷までしていただくのをおすすめします。
ご祈祷を受けることは、子供にとっても良い経験になるでしょうし、日本の文化に触れる良い機会だと思いますので。
ご祈祷は、予約制のところもあり、神社によって初穂料も違いますので、事前に問い合わせて確認しておきましょう。
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