20Mar
先日実家の母から「お彼岸なのに帰らないの?」と電話。
結婚してからはお盆と正月しか墓参りをしていませんでしたが、本来なら彼岸の時期にもお墓参りはするべきだった!とはた、と思いました。
実家から離れて暮らしていたら、同じような方結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、2015年のお彼岸の日にちや、お彼岸にお墓参りをする理由、また行けないときの対処法についてまとめました。
彼岸のお墓参りはいつ行く?2015年の日にちは?
まずお彼岸についておさらいしましょう。
お彼岸は、毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、それぞれ前後3日間を合わせた7日間になります。
お彼岸に入る日のことを「彼岸入り」といい、お彼岸が終わる日のことを「彼岸明け」といいます。
ちなみに春の彼岸は、「彼岸」「春彼岸」といいますが、秋のお彼岸は「後の彼岸」「秋彼岸」と呼び分けたりします。
春は、3月18日(水)~3月24日(火)まで
秋は、9月20日(日)~9月26日(土)まで
春は、3月17日(木)~3月23日(水)まで
秋は、9月19日(月)~9月25日(日)まで
うちの実家は菊の生産農家なのですが、お彼岸の時期はお盆の次に花の需要が高いときです。
お彼岸の時間は7日間ありますが、お墓参りに行かれる人は働いている方は土日などを利用して、もしくは7日間のうちの前半で墓参りに行かれる方が多いですね。
彼岸にお墓参りをするのはなぜ?
ではなぜお彼岸にお墓参りをするのでしょうか?
仏教では、私たちが入る迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といい、その反対側にある生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といいます。
此岸は東に彼岸は西にあるとされており、太陽が待っ東から昇ってま西に沈む秋分の日や秋分の日は彼岸と此岸が最も通じやすくなると考えられており、この日に先祖の供養をするようになりました。
またお彼岸の中日である春分の日と秋分の日にはそれぞれ意味があるんです。
春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ
秋分の日:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
という意味があります。
お墓参りに行くのは、今の生活に対する感謝とご先祖様への感謝を確認するための大切な行事といえますね。
ちなみに彼岸に墓参りに行くのは、仏教信仰する国でも日本だけの伝統行事です。
彼岸に墓参りに行けないときはどうする?
ご先祖様に感謝の気持ちをお伝えする大切な行事の子墓参りですが、遠方に住んでいると毎回お墓参りができない場合もありますよね。こういった場合にはどうしたらよいのでしょうか。
1番良いのは、期間中より早くお参りに行くことですね。早めに行動することで、忘れていませんよ大事にしていますという敬う気持ちを表せます。
期間前も後も行けない場合は、お盆や正月の帰省した時にしっかりお参りをしましょう。
ただ結婚後初めてのお彼岸など、どうしたらいいのと迷う時もありますよね。
そうした場合には、 1本連絡を入れて「お墓参りに行けなくてすみません。また〇〇さんと戻った時にお参りさせてください」と連絡しておくとよいでしょう。
墓参り行けず心苦しい時は、お菓子などお供え物をお送りしておくという方法もあります。ただし一度始めると、ずっと続けることになりますので、出来る範囲でやりましょう。
おわりに
墓石の前に立つと自然と亡くなった祖父の顔が浮かび、感謝と今後の抱負を念じるのが私の習慣です。
墓参りは、ご先祖様の供養だけではなく、自分自身の生活を見直す良い機会だと思います。
遠方にお住まいだとなかなか帰る機会は少ないかもしれませんが、帰られた際にはしっかりお参りしたいですね。
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