9Apr
夏が近づくに連れて熱中症を起こす人が多くなってきますね。
特に高齢者の熱中症は多く、遠くに暮らす親は大丈夫だろうかと心配になりますよね。
お年寄りの中には節約のためにクーラーを使いたくないという方も多いそうです。
今日は、遠方で暮らすご家族にできる熱中症対策についてまとめました。
高齢者が熱中症になりやすい原因
なぜ高齢者は熱中症になりやすいのでしょうか?
体力が弱っているだけではなく、こんな理由があるのです。
・汗をかきにくくなっている
・尿機能の低下
・熱中症を防いでくれるナトリウムを吸収する機能の低下
・暑さに対して鈍感になっている
・喉の渇きを感じにくくなっている
身体の様々な機能が加齢によって低下していることで身体の水分バランスが保ちにくく脱水症状を引き起こしやすくなっています。
喉が乾いていなくても、小まめに水分補給をするようにしましょう。
お茶やお水でもいいですが、水分の吸収力を上げたり、熱中症対策に必要な栄養素を取り入れてくれるスポーツドリンクを飲むことがおすすめです。また、水に塩と砂糖を入れた経口補給水を取ることも良いでしょう。
また加齢による身体の機能の低下から暑さを感じにくくなっていることで、自分が熱中症になってしまうような環境にいることに気づきにくくなっています。
クーラーをつけるともったいない、クーラー自体がない、風がなく部屋に熱がこもった状態など…熱中症を引き起こす危険な環境を作ってしまっていることも原因の一つです。
熱中症指数計を活用しよう!
熱中症を自覚してもらうために熱中症指数計という便利なグッズがあります。
熱中症指数計は、時計・温度・湿度などに加え熱中症になりやすい環境を熱中指数表示します。
また、音で知らせる機能もありますので高齢の方にもおすすめです。
価格は2,000~20,000円ぐらいまで。値段によって機能が異なります。
置時計タイプ
置時計タイプで時計機能に加え湿度・温度・熱中症指数が見て確認できます。
大きな画面で見やすい室内使い専用です。
持ち運び出来るタイプ
外出時にも使用可能なタイプ。機能は置時計タイプと同じで、表示画面は置時計タイプより小さくなります。
アラーム(警報音)でお知らせするタイプ
危険指数になるとアラームでお知らせしてくれる機能がついたタイプ。
危険指数の数値ごとに鳴り方が違うタイプもあります。
熱中症対策のために冷やす場所は?
もしも、熱中症になってしまった場合どこを冷やせばいいのでしょうか?
一番におでこを冷やすと思い浮かんだ人も多いのではないでしょうか?
実は、おでこはNG!
おでこを冷やすことでまだ熱がこもった状態なのに脳が十分クールダウン出来たと勘違いしてしまい、熱を発散させるための行為を止めてしまいます。
ではどこを冷やせばいいのでしょうか?
熱中症対策のために冷やす場所は次の通りです。
・脇の下
・首の両サイド・後部
・足の付け根(鼠蹊部)
・足首、手首
脇の下・首の両サイド・足の付け根はリンパ節が集中してある場所なんです。
熱中症になってしまった時はおでこではなくこの部分を冷やすようにしましょう!
まとめ
老人ホームで働いている友人によると、高齢者は熱に対してすごく鈍感でお風呂のお湯もかなり高温好きな人が多く、クーラーをつけないと無理な状態でも大丈夫と言ったりするそうです。
職員は暑いと感じていても本人に確認してもケロッとした顔をしているし、クーラーをつけないのは節約のために言ってるのかな?と思っていたとのこと…
ですが数日後、その老人は体調を崩してしまったそうで鈍感になっているんだとその時実感したそうです。
私の両親も遠方に住んでおり、畑仕事をしているのですが、働き過ぎて倒れないか心配になります。
熱中症になりやすい環境だと自覚してもらうためにも熱中症指数計をプレゼントするのもいいかもしれませんね。
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