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授乳中の赤ちゃんがいるお母さんも、インフルエンザにかかることがあります。

まず、小さな赤ちゃんがいると病院に行くのに躊躇する人もいるでしょうし、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬を使ってもいいのか？母乳への影響も気になりますよね。

今回は、抗インフルエンザウイルス薬の母乳への影響についてお伝えします。

インフルエンザでタミフル 母乳への影響は？

インフルエンザで処方される抗インフルエンザ薬でもっともメジャーな薬がタミフルです。

授乳中の場合、薬の服用には慎重になりますよね。
授乳中でもタミフルを服用しても大丈夫なのでしょうか？
母乳への影響はないのでしょうか？

インフルエンザでタミフルを服用する場合の母乳への影響について、厚生労働省の見解はこちらです。

タミフルやリレンザなどの抗イン フルエンザ薬を使用した母親の母乳には、その薬剤がごく微量ですが含まれています。製薬会社によるタミフル及びリレンザの説明書には「授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること」と記載されていますが、欧米では、「母乳中への移行はわずかで、タミフルの１歳未満への投与量に満たない」とのデータを根拠に授乳の継続は可能としています。

引用：厚生労働省「新型インフルエンザ対策　妊娠中の人や授乳中の人へ」

タミフルを服用したとしても、血液中の薬の濃度はとても低く、母乳を通して赤ちゃんに影響する可能性はほとんどありません。
急に授乳をやめてしまうことのリスクのほうが高いのではないでしょうか。

リレンザの母乳への影響は？

リレンザとは？

吸入タイプのインフルエンザ治療薬です。専用の吸入器を使い、インフルエンザの症状があらわれてから2日以内から使用し、5日間使用する薬です。

母乳への影響は？

リレンザは吸入する薬なので、体内に吸収される量は少量です。そのため、血液の中へはほとんど入らないとされています。タミフルと同様、母乳への影響はほとんどないと考えられます。

インフルエンザでも母親は病院に行きにくい

赤ちゃんがいるとき、インフルエンザかもしれないと思ったらどうしますか？

病院に行きたい、けれど、赤ちゃんをどうしよう…と、困ってしまう人も多いのではないでしょうか。

病院に行くとき赤ちゃんをどうするかは、とても大きな問題ですよね。

あずかってくれる家族や友人が近くにいれば、あずければよいかもしれません。
でもそうでない場合は、自分の病気が赤ちゃんに感染しないように、また赤ちゃんが病院で病気に感染しないか心配しながら病院に一緒に行くしかないのか？

私も何度も困ったことがあります。

そんなとき、地域の子育て支援制度で「ファミリーサポート制度」というのがあることを知りました。

ファミリー・サポート制度とは

ファミリーサポートは、事前に登録しておけば、通院や冠婚葬祭、買い物などのときに子どもを預かってくれるという制度です。（サポート内容は地域によって異なります）
利用料は必要ですが、わたしの住んでいる地域では１時間600円～です。
様々な用事でどうしても子供を連れて行けない場合にはとても助かる制度で、何度か利用しています。

ファミリーサポートは、登録が必要なのと、提供会員（子どもを預かってくれる人）を探すため、初回はサポートを受けるまでに時間がかかることも。そのため、事前に登録をしておくことをおすすめします。

病院に行く場合、車で待機できることも

預かってもらえる人が誰もいない場合、赤ちゃんをつれて病院に行くしかないでしょう。
ただ、病院での滞在時間は、短くしたいところですよね。

インフルエンザの疑いがある場合、別室や駐車場で待機するよう指示されることがあります。
院内感染を最小限にするためですね。

インフルエンザかも？と、思ったら、病院を受診する前に電話で赤ちゃん連れで受診することを相談し、どうしたら良いか指示を仰ぎましょう。

まとめ

体調が悪いとき、授乳中であれば市販薬は使いたくないですよね。
インフルエンザかもしれないと思ったら、家族や周りの人にうつさないようにまずは調べたいですし、早く薬も飲み始めたいところ。
早めに対処することで回復も早くなり、赤ちゃんのお世話への影響も最小限にすみます。
調べた結果インフルエンザではなかったとしても、症状に合った薬を処方してもらうことで、授乳中でも安心できるのではないでしょうか。