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熱中症対策で塩分摂りすぎになる?塩分補給の目安や取り方!

熱中症予防として、水分摂取だけではなく塩分を摂ろう!
と、よく言われますよね。
でも、中高年になると、普段は減塩生活をしているのに塩分をそんなにとって大丈夫なの?と、気になりませんか?
今回は、熱中症対策での塩分摂取のやり方と注意点についてお伝えします。

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熱中症対策で塩分摂りすぎになる?

夏になると熱中症対策用として塩飴を食べたりスポーツ飲料を飲むようにしている人も多いのでは?
ですが、実はこれみんながみんな塩分を摂ればいいということではないんです。

熱中症の塩分を摂ることについての疑問をQ&Aで見てみましょう。

熱中症対策で塩分摂り過ぎになるのはどんな場合?

熱中症対策で塩分を摂り過ぎになるのは、大量の汗をかかない場合です。
デスクワークや少し外に出て汗をかく程度の人は塩飴やスポーツ飲料を意識して採っていると塩分を摂り過ぎることに…
そういった人は、塩分は必要なく水分だけ補給するようにしましょう。

熱中症対策で塩分が必要な人はどんな人?

熱中症対策で塩分が必要な人は、大量に汗をかく人です。
長い時間野外や空調のないところで働いたり、スポーツをして大量に汗をかく人は水分と一緒に塩分を補う必要があります。

塩分補給しないといけない理由は?

なぜ塩分補給をしないといけないかというと、それは大量の汗と一緒に体内の塩分も外に出てしまうから。
普通に汗をかく場合、汗をかいても塩分は再び吸収されます。
しかし大量の汗をかいた場合は、一気に塩分も出ることに…
そうすると、塩分の再吸収が間に合わず体内の塩分濃度が薄くなります。
体は塩分と水分のバランスを調節しようと汗や尿で水分を外に出そうとしてしまい、その結果脱水症状を引き起こし熱中症になる危険があるんですね。
なので、大量に汗をかく人は塩分をしっかり補給する必要があるのです。

塩分を摂り過ぎるとどうなるの?

塩分を摂り過ぎると血圧が高くなり、むくみの原因にもなります。
さらに、普段の食生活と合わせ塩分を過剰に摂り過ぎることで高血圧症や不整脈場合によっては心疾患や腎臓疾患にまで繋がるケースも…
不整脈や心疾患は、塩分に含まれるナトリウムが原因で心臓を動かす電気信号に影響を与え不規則な動きにしてしまうことで起こります。
また、摂り過ぎた塩分を体から出そうと腎臓がフル稼働で働くことで負担が掛かり腎臓疾患の原因になることもあります。

「熱中症対策=必ず塩分補給」ではありません。
汗を大量にかかない人は水分補給だけでOKです。

熱中症対策での塩分補給の目安は?

熱中症対策として塩分が必要な場合について、詳しくみてみましょう。

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熱中症対策で塩分補給が必要な環境

・炎天下など熱い環境
・30分以上汗をかく
・大粒の汗をかく環境

塩分摂取が必要な場合の目安は、30分以上大粒の汗をかき続ける環境かどうかです。
じんわり掻く汗や外回りで20分程度汗をかいて涼しい環境に戻るような人なら必要ないですね。

塩分補給が必要な活動内容

・部活動
・試合
・サマーフェスティバルやコンサート(野外)
・畑仕事
・大工さん
・運送業者さん
・熱い環境で作業をする職人さん
・空調のない環境で働く人

部活動やサマーフェスティバルなど長時間太陽に当たるような環境の場合は、塩分も一緒に吸収した方が良いですね。
また外で働く大工さんや室内だけどほとんど外にいるような環境の人、走り回っている人は熱中症対策に塩分も摂るようにすると◎

すぐに涼める場所がないような環境の場合は、塩分の吸収をおすすめします。
塩分と一緒に水分もこまめに補給することが大切です。

熱中症対策 塩分の取り方は?

熱中症対策で塩分はどのように取ったらいいんでしょうか?
塩分補給の方法とどれくらい摂ればいいのかはこちらです。

塩分補給の方法

・塩飴
・スポーツ飲料
・麦茶
・味噌汁

最後に味噌汁と来て、「えッ?味噌汁?」と驚きましたか?
実は、味噌汁はミネラルも塩分もタンパク質も摂れる優れた食べ物。熱中症対策のために毎日の献立に加えることをおすすめします。
また、麦茶もミネラルが豊富なので梅干しと合わせて摂ったり塩昆布と摂るとより熱中症対策になります。

どのくらい塩分を摂ればいい?

活動時の休憩に、塩飴を舐めたりスポーツ飲料を飲む程度が◎
塩飴を毎日摂り続けるのはNGです。
汗をかかない時や休みの日は、食べないようにしましょう。

スポーツ飲料も、飲み過ぎると塩分と糖分の摂り過ぎになるので活動時以外は控えた方が良いですね。
また、スポーツ飲料は倍に薄めた方が水分や塩分を適度に補ってくれると言われています。
適度に補給するようにしましょう。

ちなみに基本的な1日の塩分摂取量は…

男性…8g(小さじ1杯半)
女性…7g(小さじ1杯弱)

思っていた以上に少ないですね。
日本人の食生活は塩分が多めと言われています。
ですので、大量の汗をかく時以外はなるべく塩分の摂取は控えましょう。

まとめ

塩分を過剰摂取すると体がむくんだり、だるくなったり、夏バテになりやすくなってしまいます。
食事以外での塩分摂取は、大量に汗をかくときだけ!と覚えておきましょう。

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