15Jul
災害が起こったとき、もっとも必要なものの一つは「水」ですよね。
断水などに備えて水を備蓄しておく時、どのくらいの量が必要なのでしょうか?
今回は防災用の水の必要量や保管場所についてまとめました。
防災用の水 必要量はどのくらい?
水の備蓄 一人当たりの必要量は?何日分ストックする?
災害が起こった場合、ライフラインが止まった時に必要な水の量について、首相官邸のHPには次のように掲載されています。
飲料水 3日分(1人1日3リットルが目安)
さらに、
大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましい
とされています。
ライフラインが止まった時、給水車などで水が供給されるようになるまでにどのくらいかかるかについては、災害の規模や状況によって変わってきます。
1週間分の備蓄が難しい場合でも、少なくとも3日分程度の水を用意しておく必要があるでしょう。
家族の人数でシュミレーションしよう!
例えば、家族4人だとどのくらいの水を備蓄しておけばいいのかシミュレーションしてみましょう。
<家族4人(大人2人、小学生2人)の場合>
1人1日3リットルが目安とされているので、4人家族の場合、単純に考えると3日分で36リットル(2リットルのペットボトルだと18本分)が必要だということになります。
子どもは大人より一日に必要な水分量が少ないので、もう少し少なくてもいいと感じるかもしれません。
しかし、いざという時には飲料水以外にも使えますので、このくらい備蓄しておくことをお勧めします。
我が家の場合
我が家は、大人2人と子ども1人の3人家族です。
ということは、3日分で27リットルが必要だということになりますよね。
2リットルのペットボトルだと13~14本備蓄しておかなければいけない計算なんですが、実際には10本弱の備蓄しか置いてありません。
必要量はわかってはいるんですが、置いておく場所のことも考えると、推奨される量を備蓄しておけないというのが実情です。
防災用の水 保管場所はどうする?
備蓄水の保管場所
飲料用の水を補完する場合、直射日光の当たらない冷暗所で保管しましょう!
日光などの強い光が当たる場所に長期間置いておくと、ペットボトルが劣化してしまい、賞味期限内であっても安全に飲むことができなくなってしまいます。
保管場所は分散すること
さらに、家の中の一か所に保管しておくのではなく、分散して保管することをお勧めします。
災害によって、どのような影響があるのかは分かりませんよね。
地震の場合、ペットボトルが破損してしまうかもしれません。
河川の氾濫や浸水などの場合、1階だけに保管しておくと水没することもあるでしょう。
色々な場合を考えると、分散しておくとさらに安全だといえそうです。
我が家の場合
我が家では、1階玄関横のクローゼットと、キッチン横のストックスペース、2階のクローゼットに分けて保管しています。
以前は、一か所にまとめて保管していた時期もあったんですが、洪水の被害にあった親戚の家では、1階が水没してしまったんです。
この経験を聞いてから、想定外の災害に備えることが必要だと考えて、分散して保管するようになりました。
防災用の水 賞味期限が気になる…
たくさんの水を備蓄しておくと、賞味期限が気になりますよね。
日本気象協会でも推奨されているのは、「ローリングストック法」という備蓄方法です。
この備蓄方法は、普段から少し多めに水や食料品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していく方法です。
こうすることで、一定の食料を家に備蓄しておけますし、ストックしているものから使っていくので、「気がついたら賞味期限が切れていた!」という事態を防げます。
まとめ
どのような災害がいつやってくるか、誰にもわかりません。
ライフラインが止まった時のことを考えて、1人1日3リットルの水を備蓄しておきたいところ。
ペットボトルでの備蓄の場合、2リットルの大きさだけでなく、500mlも用意しておくと便利ですね。
避難所に持ち出すときや直接飲みたい時には、500mlが役に立ちますよ。
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