26Nov
外国の方に日本のことを聞かれ右往左往してしまうことってありますよね。
あれ?これってこの答えであってたっけ??と、しどろもどろな返事をしてしまい、相手を余計混乱させてしまうなんてことも…
日本人としてのプライドも傷ついて、もっと知っておけば…なんて気持ちをなったこともありました。
いざ伝えようとしてもなかなか言葉が見つからない。
『日本人は自分の国のことをあまり理解していないんだな』なんてことを思われたら辛いですよね。
折角、日本に興味を持ってもらえているのだから、出来る限り日本の魅力を知ってもらいましょう。
神社とお寺の違いとは?神道と仏教についてざっくり解説!
まず、神社は神道(しんとう)に基づいて、寺は仏教に基づいて建てられた信仰施設です。
神道と仏教を掘り下げてしまうと、かなり難しく混乱してしまうので省きますね。
海外ではキリスト教はキリスト教、イスラム教はイスラム教、と自分が崇拝する宗教は一つですが、日本は二つの宗教を信仰しています。
そう言うと外国の方は理解し難いかもしれません。これは日本の信仰の歴史が大きく関わっています。
元々、日本には土着の宗教があり自然を崇拝するもので、神社もその土地土地にありました。
時代が流れ、遣隋使などによっていろんな文化と共に仏教が伝わり、その時に建てられたのが寺院です。
しかし当時の日本人は教義(宗教・宗派の教えの内容・教理)に関心がなく寺院も神社の一つとして見られていたようで、土着の宗教を混ぜ合わせた結果、神社とお寺の違いがどんどんなくなっていったようです。
江戸時代になりキリスト教を弾圧するため檀家制度を作り、全国民はいずれかの寺の檀家になるよう強制されました。
その時、神社を崇拝することについては咎められなかったため多くの人が、寺と神社二つの宗教を信仰するようになったというわけ。
これが今日、日本人がお寺と神社をお参りする経緯のようです。
神式で結婚式をして、仏式でお葬式をするなど、何気なく使い分けている人が多いのではないでしょうか?
神社とお寺の見分け方は?
全国的にはわかりませんが、私の地域での神社とお寺の見分け方を。
神社には鳥居があり、お寺には鐘がありますね。
ですが、調べてみると最近は鐘のないお寺も多いようですし、逆に鐘のある神社もあるそうで…
やはり鳥居があるかないかが一番いい見分け方になりますね!
神社では鐘の変わりに太鼓を用いているところもあるようです。
あと、神社は神主さんで、お寺は僧侶・お坊さんという違いでしょうか。
まとめ
日本人独特の文化で海外の方にとっては戸惑うこと、疑問に感じることも多い神社とお寺の関係。
日本人でもまだまだ理解できていないことが多いんだと改めて気づかされました。
しかし、神様に頼るのは万国共通ですね。
宝くじが当たりますように、恋愛が成就しますように、と少し多めに賽銭を入れ神様が後ずさってしまうくらい懇願することもよくある風景です。
おみくじに書かれた文字に一喜一憂したり、絵馬に切実な願いを書いたり。
ちなみに初詣は氏神様にお参りするのがいいとよく聞きます。
氏神様はその土地の神様=土着の神様です。
一番側にいてくれる神様を大切にして、日々過ごせることに感謝することを忘れないようにしましょう。
と言うのも先日、神社にお参りに行った時のことです。
私たちが参拝しているところ、一組の家族が後からやってきました。
お参りした後、母親が小学校高学年くらいの娘さんに何をお願いしたのか尋ねているのが聞こえてきました。
可愛いお願い事なんだろうなと盗み聞きしていると、「お母さん、神様にお願い事なんてしないよ。神様には、いつも皆を見守ってくれてありがとうございます。って感謝を伝えに来てるんだよ。」と…
頭が下がる思いでした。
皆さんも感謝の気持ちを忘れずに。
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