8Dec
突然ですが、「喪中見舞い」のハガキを受け取ったことがありますか?喪中はがきではないですよ。
「寒中見舞い」を受け取ったことがある人は多いと思いますが、今回は、喪中見舞いについてお伝えします。
喪中見舞いとは?
「喪中見舞い」は、喪に服している遺族を気遣って慰めるという意味があります。送る時期に特に決まりはありませんが、「喪中はがき」が送られてきた相手への返事として送るということが多いようです。
「喪中はがき」は11月中旬から12月初旬に届き、受け取った場合は、翌年の松の内が過ぎてから「寒中見舞い」を贈ることが多いでしょう。しかし、「寒中見舞い」を出すまでに1か月半ほど経ってしまうため、忘れてしまったり、出さないで終わってしまうことはないでしょうか。そこで、時期にとらわれず、受け取ってすぐに気持ちを伝えることができる「喪中見舞い」という文化が広まってきました。
喪中見舞いの形式は、葉書や手紙だけでなく、一緒にお線香などの品物を贈る地域もあります。
喪中見舞いと寒中見舞いの違いは?
喪中見舞いと寒中見舞い、送る時期以外の違いはこちらです。
喪中見舞いの意味や役割
・送る時期に特に決まりはありません。喪中はがきを受け取った時の返事として送ることが多いです。
・喪中である遺族を気遣って慰め、お悔やみを伝える意味があります。
寒中見舞いの意味や役割
・送る時期は、松の内(元日から1月7日までの間)が明けてから節分(2月3日)までの間です。
・寒さが厳しくなった時期に、親しい人やお世話になった方など相手を気遣って出す挨拶状の役割があります。
喪中見舞いに使うはがきの種類や書き方は?
郵便局から、あらかじめ挨拶文と絵柄が印刷されている「挨拶文入り私製喪中見舞いはがき」が発売されています。どんな言葉を伝えればいいか悩む人は、このハガキに一言添えて送ることをお勧めします。
もちろん、通常ハガキや私製ハガキを使っても大丈夫です。通常ハガキには、料金額面が胡蝶蘭とヤマユリのデザインのものがあります。ヤマユリには少しだけ朱色が入っていますので、喪中見舞いとして使うのであれば、胡蝶蘭のデザインをお勧めします。
喪中見舞いの書き方
「拝啓」などの頭語や時候の挨拶は必要ありません。
1.喪中はがきのご挨拶を頂いたお礼
2.故人の冥福を祈る言葉
3.お悔やみの言葉と遺族に対する慰めと励まし
4.年賀を遠慮する意を込めた年末年始の挨拶
以上のポイントを文面に入れましょう。
喪中見舞いの例文1
この度は、ご丁寧なご挨拶をいただきありがとうございました
お悔やみ申し上げますとともに〇〇様のご冥福をこころよりお祈り申し上げます
喪中でいらっしゃいますので、新年の挨拶は控えさせていただきます
どうぞお体に気を付けて新しい年をお迎えください
喪中見舞いの例文2
この度は、ご丁寧な挨拶状をいただきありがとうございます
〇〇様のご逝去を存じ上げず、お悔やみのご挨拶が遅くなりましたこと
心よりお詫び申し上げます
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申し上げます
ご家族の皆様はさぞお力落としのことと思いますが
どうぞお体に気を付けて新しい年をお迎えください
喪中でいらっしゃいますので、年頭の御挨拶を控えさせていただきます
まとめ
出す時期が決められた「寒中見舞い」ではなく、喪中をお見舞いするという意味の「喪中見舞い」を送れば、時期に関係なく、受け取ってからすぐに気持ちを伝えることができますね。
年が明けてからだと「寒中見舞い」を出すのを忘れてしまいそうな人や、できるだけ早くお悔やみの気持ちを伝えたいと思う方、いかがでしょうか。
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